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「今が最大のピンチ」北海道、11月の死者突出 若者から高齢者に感染がシフト

2020年11月30日

北海道内で11月、新型コロナウイルスによる死者は84人となった。月別最多だった5月の57人を超え、突出している。専門家は高齢者のクラスター(感染者集団)の続発により、感染者数の割合が若年層中心から高齢者にシフトしていることが要因と見ており「今が最大のピンチ」と警鐘を鳴らす。【土谷純一】

道内で初めて感染者が確認された1月28日以降、死者は2月3人、3月4人と比較的少なかった。しかし、国の緊急事態宣言下にあった4月(22人)と5月(57人)に急増した。その後は減少傾向となり、8月はゼロ。9月(4人)、10月(3人)は1桁台に落ち着いていたが、「第3波」と言われる11月に再び急増した。

札幌医科大の當瀬とう(せ)規嗣教授(細胞生理学)は「高齢者施設でのクラスターが相次いでいることが背景にあり、感染者の割合が若者から高齢者中心になっていることが一因」と指摘する。

クラスターは10月下旬ごろから、高齢者施設や病院で続発した。深刻なケースとしては、旭川市の民間総合病院「吉田病院」で11月30日までに155人が感染、入院患者ら15人が亡くなった。吉田病院の感染者は全介助が必要な高齢者が中心だ。また、札幌市の特別養護老人ホーム「ドリームハウス」では114人が感染し、公表されている分だけで入所者2人の死亡が明らかになっている。

全般に感染者の年代別の割合は高齢者にシフトしている。10月は全感染者のうち30代以下が53%を占め、70代以上は5%だった。しかし、11月(29日時点)は30代以下が減少し40%となり、70代以上は16%に膨れ上がった。當瀬教授は「高齢者は自分の体調の変化を訴えることが少なく、感染を察知しにくいことも死者数が増えてしまった一つの原因」と話す。

當瀬教授によると、死者は重症者よりも、軽症者の容体が急変して亡くなるケースが多いという。道内の重症患者は29日時点で26人。全体の感染者数に比べれば少ないが、當瀬教授は「重症患者が入院する期間は数カ月にも及ぶため、すぐには退院できない。このため病床が埋まってきており、新たに重症化した患者を治療する医療体制が崩れつつある。今が最大のピンチだ」と警鐘を鳴らす。

感染者が増える分、医療現場での感染拡大のリスクも増している。旭川市内の病院関係者は「救急で運ばれてきた患者が実はコロナに感染していた事例が何回もあり、いつ院内でクラスターが発生してもおかしくない状況。防ぎようがない」と明かす。

今後の見通しについて當瀬教授は「道内の流行はピークを過ぎつつあるかもしれない、というところまで来た。11月の3連休(21~23日)にはある程度の人の往来があり、影響が出てくるとしたら今週中。再び増加すれば年末年始まで今の状況が長引く。今週あたり(12月初旬)が正念場だ」と述べた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/

新型コロナウイルス感染症の市内発生状況

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