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吉田病院 知事に自衛隊支援要請

大規模なクラスターが発生している旭川市の「慶友会吉田病院」が鈴木知事に対し、先月25日付けの文書で看護師の派遣など自衛隊の支援を直接、要請していたことが分かりました。

道の関係者によりますと、担当部署はこの文書について、旭川市からは正式に派遣を要請されていないとして鈴木知事に報告していませんでした。

NHKが入手した文書は先月25日付けで、鈴木知事宛てに吉田病院の理事長名で提出されたものです。

文書では、「全職員と全患者が新型コロナウイルスの前に力尽き、影響が旭川市全域に及ぶのはもはや時間の問題だ」として、自衛隊を投入し、看護師20人以上の派遣や院内の消毒、医療廃棄物の撤去などの支援を要請するよう求めています。

そのうえで、「市内の医師会レベルで対応できる事態ではなく、自衛隊以外に『代替』しうる手段が見当たらない。私たちには、既に余力はなく、時間がありません」などと窮状を訴えています。

関係者によりますと、道の担当部署はこの文書について、旭川市からは正式に派遣を要請されていないとして鈴木知事に報告していませんでした。

【道「市から相談受けた」】

大規模なクラスターが発生している旭川市の「慶友会吉田病院」が市などの支援の遅れを指摘していることに関連して、道は4日の道議会で、市から自衛隊の派遣要請について相談を受けていたことを明らかにしたうえで、今月に入って市から要請は行わないという報告があったと説明しました。

旭川市の吉田病院はホームページ上で感染拡大の経緯を公表していて、2日に掲載された文章で「旭川市に自衛隊の派遣などを道に依頼するよう要請したが、即座に却下された」などと市などの支援の遅れを指摘しました。

これについて、4日の道議会の特別委員会で、道の佐賀井祐一福祉局長は、先月25日、上川総合振興局を通じて、旭川市から吉田病院への自衛隊の派遣要請について相談を受けていたことを明らかにしました。

そのうえで、「旭川市に対して、自衛隊の派遣要請にあたっては国が定める緊急性や公共性、非代替性の要件を満たすことや、不足する人員の規模について検討が必要だと伝えたが、市はそうした点について説明は困難だとの話だった。

道としても、関係機関と対応を検討したが今月2日、市から派遣要請を行う予定はないとの回答があった」と説明しました。

https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20201204/7000027703.html

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