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出産前に2度病院変更…不安募る妊婦 基幹病院でコロナ感染相次ぐ旭川市 地域医療の危機

旭川は、2つの基幹病院で感染者が出て、出産を控えた女性の病院が急に変わる事態が相次いでいます。病院を2回変わった女性がHBCの取材に応じ、出産への不安を語りました。

「さっき動いてました。ちょっとわかりづらいですけど」(妊娠中の41歳女性)

旭川の41歳の女性は、来年2月に出産を控えています。10年前、ここ、旭川厚生病院で長男を出産しました。

「知っている先生もいるので。10年振りとはいえ、慣れているところの方がいいかなとは」(妊娠中の41歳女性)

女性は、長男と同じ病院での出産を予定していましたが、それはかないそうもありません。

「厚生病院から分娩30例を引き受けていたが、これも当院ではできなくなる」(旭川赤十字病院 牧野憲一院長)

女性が通っていた旭川厚生病院は、クラスターが発生し、先月24日に産婦人科の診察と出産を中止しました。女性は、旭川赤十字病院に通うことになりましたが、そこでも産婦人科で感染者が出ました。

「朝バスに乗る前に、自宅に電話が来て、『陽性のコロナの患者が出てきょうは診れない。あす、医大行ってください』と連絡がきた」(妊娠中の41歳女性)

このため、女性はまた病院が変わり、旭川医大病院に通うことになったのです。2つの基幹病院で出産ができなくなり、旭川の産婦人科医は、地域の産科医療が破綻の危機を迎えていると指摘します。

「万が一、ほかの基幹病院も同様になってしまえば、特に産科医療は破綻してしまいそうな状況だ。お産が近づいているにもかかわらず、病院をあちこちに移動しなければならないというのは、妊婦さんにとってもかなりストレスが大きい」(みずうち産科婦人科 水内英充院長)

「病院の先生のハンコだったりサイン。ここまでは厚生病院に見てもらって(これは)医大の先生かな」(妊娠中の41歳女性)

通い慣れた旭川厚生病院での出産を希望する女性。母子手帳には別の病院が書かれています。高齢出産になるため「安心できる環境で産みたい」と願っています。

「慣れている病院で、ほかの科にもかかっているので、厚生病院で産みたいなと思って」(妊娠中の41歳女性)

感染防止のため、出産の際、家族の立ち合いも認められず、不安はぬぐい去れません。

「この先どうなるんだろうとは思いましたね。上川地方、旭川だけではなくて、ほかの市町村とかも(範囲に)入るので大変」(妊娠中の41歳女性)

女性のように病院が2回変わったのはおよそ30人。旭川は基幹病院の感染拡大で出産を控えた女性が大きなストレスと不安を抱えています。

https://www.hbc.co.jp/news/62dfbf87307bce7a766931f0e3ad0197.html

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