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背景に学費回収と労働力確保か 留学生“長時間労働”発覚きっかけは火事 旭川の日本語学校経営者ら逮捕

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学ぶために来日した留学生の時間が、学費の回収と労働力確保のために削られたのではないか。ベトナム人留学生を不法に長時間働かせた疑いで、日本語学校を経営する会社役員ら5人が逮捕された事件。留学生と学校への取材から理由の一端が見えてきました。

日本語学校の教室から笑顔で手を振る留学生たち。日本語を学ぶために来日した彼らの中には、勉強する時間を削り法を犯してしまった留学生もいます。

「日本語学校を運営するタクシー会社の役員と社員、5人が逮捕されました」(記者)

逮捕された中沢和彦容疑者59歳ら5人は、運営する旭川日本語学校に通うベトナム人留学生の男性2人を不法に長時間働かせた疑いが持たれています。
事件発覚のきっかけは、今年7月に苫小牧で起こった火事でした。
全焼したプレハブ事務所は中沢容疑者が代表を務める産業廃棄物処理会社のもので、警察が現場にいた外国人に声をかけたことで不法労働が発覚しました。
逮捕された5人は、産廃処理場まで旭川から留学生を送迎して働かせていました。
留学生は、この処理場だけでも法律で禁止されている週28時間以上の労働をし、さらに旭川の弁当工場でも働いていたということです。

「(苫小牧では)課外学習という形でやっていたという話は聞いた。(Q:どういう課外学習?)そこは、正直、把握していない」(旭川日本語学校職員)

学校は、入学の際、週28時間以上の労働が禁止されていることを留学生に説明していたといいます。

「介護の仕事です。1週間28時間働きました」(旭川日本語学校・ベトナム人留学生)
「バイトしてます。ホテルで。長い時間働けないですね。28時間、1週間で」(旭川日本語学校・ウズベキスタン人留学生)

学校によりますと、学費や教材費は2年間でおよそ70万円。学校は留学生にアルバイト先や労働時間を申告させていましたが、留学生の中には学費や生活費の工面のため、もっと働きたいと言う人もいたといいます。

「『(仕事が)もっとないですか』とか(言われる)。時給が旭川では東京より最低賃金が低い。その分、物価も安いと説明して」(旭川日本語学校職員)

警察は、中沢容疑者らが学費を回収するため、稼ぎたいと考えていた留学生の思いにつけ込んだとみています。

「経営者からすると、日本語学校で留学生をたくさん受け入れると学費を負担させた上で関連会社で働かせることができる」「本件のようなケースは一例ではなくて、おそらくまだたくさんある」(外国人の不法就労問題に詳しい小野寺信勝弁護士)

警察は、中沢容疑者らが他の留学生も不法に長時間働かせたとみて余罪を調べています。

ソース:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191107-00000015-hbcv-hok

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