北海道旭川市に住む60代の女性が、自宅を訪れた金融庁職員を名乗る男にキャッシュカードを盗まれ、現金1万4000円を引き出される被害にあいました。
窃盗の被害にあったのは、北海道旭川市に住む60代の女性です。
2019年12月1日午後4時15分頃、警察官を名乗る女から女性に「犯人を捕まえたら名簿にあなたの名前があった」「金融庁の人が事件で来ているのでカードを預けてください」「カードの暗証番号を教えてください」などと電話がありました。
電話中に金融庁の職員を名乗る男が訪れ、玄関で女性がキャッシュカード1枚を封筒に入れ、手渡しました。男は「封印をしたいので印鑑を持ってきてほしい」と言い、女性が部屋に戻った隙に、別のカードが入った封筒とすり替え、女性に「大事に保管しておいてください」と言い去りました。
女性が家族に相談し口座を確認したところ、1万4000円が引き下ろされていたということです。
その約1時間後の午後5時30分頃には、旭川市の隣の東神楽町で、70代の女性に警察官を名乗る男から電話があり、女性の自宅を金融庁の職員を名乗る男が訪問しました。
不審に思った女性がキャッシュカードを渡さずにいたところ、男は「本部に確認する」と言って去ったということです。
最近旭川市を中心に詐欺の予兆電話が相次いでいて、警察は「絶対に他人にキャッシュカードを渡したり、暗証番号を教えたりしない」よう注意を呼び掛けています。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191202-00000018-hokkaibunv-hok